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UAE,Dubai Industrial Park(ドバイ工業団地)が2030年迄のハラル食品トレンド調査を発表

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ドバイにある最大規模工業ハブの1つでありTECOM GroupのメンバーであるDubai Industrial Parkがレポート「Global Food Trends to 2030: With a Closer Look at the GCC」(邦訳:2030年迄の世界食品トレンド:GCCエリアにより注目)をEconomist Intelligence Unit(経済有識専門家ユニット)との共同で発表した。

Dubai Industrial Parkが当地域の食品製造業関連のナレッジを編纂する形で貢献した本レポートは、Gulfood展示会の特別イベント内でMariam Al Mehairi氏により発表された。

Dubai Industrial Park のManaging Director 、Saud Abu Al-Shawareb氏は「20種類の世界の農作物のトレンドが地球全体の未来を示唆する」、「中東ガルフ湾地域が生産者ステージからサプライチェーンに至るまでどのようにこの事に関わっていくか」等レポートのキーポイントを紹介した。このレポートの発表は、Dubai Industrial Parkが継続的にUAEにおいてこ製造拠点から付帯する物流そして貿易に至るまでこの分野を発展させ、ドバイをDubai Industrial Strategy 2030(ドバイ産業戦略2030)のもとにイノベーション主導型ビジネスのグローバルハブとして持ち上げていく事を補填する形となる。

ホワイトペーパーでは、UAE主導のもとに農業生産を促進する第4次産業革命の技術進歩を地域の国々に根付かせていく能力について強調されている。また、重要な貿易ハブとしての役割を高めていくことを通じ、不確実な世界的貿易が増加する時代の中で食料供給リスクを低減しつつ経済利点を持つ食糧貿易を継続的に育成していくことで、この中東エリアはパイオニア的ポジションを取りうることが示唆されている。

レポートでは、ガルフ湾岸地域の食料システムが直面する経済・環境・技術リスクの完全調査の必要性が書かれている。さらに、農業技術の優位性の出現・アジアから欧州アフリカまで広く流通する貿易量・世界最先端技術を持つ世界級の港などのチャンスや強みに対する当地域の課題:輸入依存・農産物の減産・浄水に対する制限されたアクセスなどについても熟考されている。

ホワイトペーパーでは、「近年の国際的な貿易の発展(関税の増加・地域貿易協定の急増・貿易商流の潜在的調整など)の中、GCC(中東ガルフ湾地域)は、オープンかつ効率的な食品貿易を促進することにおいてリーダーシップを発揮するチャンスがあり、更にはサプライチェーンの整合性や生産力を向上させる新技術の出現が、地域の食品貿易の主導権を再度主張するために大きく関連する」ことが書かれている。

UAEの当分野の功績を称えるように、官民協業のモデルとなる、hydroponics(ハイドロポニカ)を使用した世界最大のバーティカル(垂直)農場の建設におけるドバイ政府をオーナーに持つ Emirates Flight Catering社とアメリカの食糧生産革新的存在Crop One社の共同プロジェクトの例が記載されている。

イベントの基調講演ではState for Food security(食品安全省)の大臣Mariam Al Mahairi氏は以下のコメントを行った。「我々により多くのトレンドを理解させてくれる、Dubai Industrial Parkのホワイトペーパー立上げのマイルストーンとして今日ここに居ることを嬉しく思う。当省(食品安全省)は、今日そして将来の食の安全を目的とし、国家の最重要項目として食品安全を置き、賢明なリーダーシップをとっていくことを目的とする。」

「2018年11月、我々は食の安全に対する国家戦略を制定した。2021年に向けた短期成果と2051年に向けた長期成果を盛込み、UAEを2051年迄にGlobal Food Security Index(国際食品安全指標)で世界一にすること、2021年までにトップ10入りする事を目標とする。」

Saud Abu Al-Shawareb氏は発表イベントで以下のコメントを行った。「Dubai Industrial Strategy 2030(ドバイ産業戦略2030)の目標の1つとして、アラブでの産業発展の優位性を持ち、GDPへの貢献を増大させるため、ドバイは石油以外の分野、特に飲食品や動向の早い消費財(FMCG: Fast-Moving Consumer Goods)へ注力し続ける。

また、Dubai Industrial Strategyを実現させるためのリーダー的実行者として、Dubai Industrial Parkが食の安全や気候変動などの問題を考慮した技術進歩や産業発展を加速する最新トレンド情報のナレッジを生み出すことも目的の1つである」

ケーススタディ

ホワイトペーパーでは、食品専門家、研究者、そしてGCC地域を含む世界中からの食品企業の重役幹部に対する深いインタビューが行われている。ケーススタディでは、食品安全に関する課題、環境破壊、健康・栄養、そして技術がもたらすチャンスに焦点が当てられている。

本レポートは以下のように結論が述べられている。「本レポートでも特定された“20の農業食品トレンド”を含む広大な範囲の食品問題について、国々およびサプライチェーンがどのように対応していくかは、この星の将来の定義の重要なインジケーターとなるだろう。食品の生産・供給・消費のための正しいアプローチが、健康・環境・農村および都市人口・人間と動物の権利・社会の安定と統治・仕事・生活・繁栄といったすべての事項に関連する。食品の管理は良い意味での変化をもたらす世界的な触媒と成りうるが、もし不適切に行われた場合は、エコシステムの崩壊や、人々の健康および社会秩序の崩壊を加速させてしまう。」

ドバイ最大の工業生産ハブの1つであるDubai Industrial Parkは、ビジネス向けに最先端のインフラと総合ソリューションを提供する。当団地は、250以上の工場と700以上のビジネスパートナーを抱える。 Al Barakah Dates, Barakat, Almarai, Patchi, Alshaya, Asmak, Lulu等の飲食業界の重要ビジネスパートナーを含む。

Dubai Industrial Parkは、国際的な製造業者や貿易会社の目的地としてのドバイの地位を強固することに大きく貢献している。当団地への総投資額は84億ディルハム(約2,540億円)に達し、その中でもインフラへの投資は47億ディルハム(約1,400億円)を超えている。

原文:https://halalfocus.net/uae-dubai-industrial-park-launches-a-report-exploring-global-food-trends-up-to-2030/

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