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ハラール認証を取得しないムスリムマーケティングは有効か?

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NOポークNOアルコール

「ハラール認証の取得が難しそう」または「面倒だ」という理由で、ハラール認証を取得しなくても「Noポーク、Noアルコール(豚やアルコールを使用していない)」と表示すれば良いだろうだという日本人の主張を見受けることがあります。
今回は、ハラール認証を取得しないムスリムマーケティング戦略は有効かどうかを考察してみましょう。

ハラール認証の代替「NoポークNoアルコール表記」の背景

ハラール認証を取得する代わりに、「NoポークNoアルコールと表記すれば問題ない」と主張するセミナーに参加した事があります。
その理由として講演者が挙げていたのは次の理由でした。

ハラール認証を取得することにはコストも時間もかかる

ムスリムはNoポークNoアルコールであれば問題ない

机上の理論上は、これで問題なさそうに見えます。
しかし、実際にムスリムに毎日商品を販売している経営者の立場から言うと、マーケティング要素の考慮が少し浅い気もします。

【疑問1】ハラール認証はコストも時間もかかる?

ある市場で販売活動を行い売上を拡大する際にはマーケティング活動は欠かせません。
放っておいて売れる商品はごくわずかだからです。
ハラール市場およびムスリム消費者をターゲットにしている場合、まず一番最初にクリアすべきハードルは、

ハラール認証の取得

です。

ハラール認証の取得は、ハラール市場に参入する上での最低限必要な入場チケットとも言えます。
そのハラール認証の取得ですが、本当に界隈で噂されるように、取得には時間がかかったり、想定以上のコストがかかるものなのでしょうか?
この点について、まず自分の目で確かめてみる必要があると思います。
HBOでは無料で利用できる「ハラール認証費用即時見積もりサービス」も行っているので、こちらを利用して即時コスト感や取得にかかる期間を調べることができます。

ハラール認証は生産工場および工程において豚由来・飲むと酔っぱらうアルコール成分の混入がその商品に発生しない事を監査によって証明するものなので、

実は原材料仕様書などの書類がきちんと揃っていれば、1か月以内に取得することができます。

また費用についても、将来ハラール市場で得られる売上を考えれば、

驚くほどリーズナブルな価格で認証取得が可能になっています。
(監査を行う認証団体によって費用・期間は異なるので、詳しくはHBOの上記サービスでお問い合わせ下さい。)

例えば、認証取得までに数年を要し、何度も再審査を受けないといけないようなハードルの高い認証であれば別ですが、この数年間、そのようなケースは私は見たことがありません。それどころか、生産ラインと材料さえコンタミがなければ、9割以上の企業は1発OKで認証を取得できています。費用に関しても製造商品・原材料の種類・工程の複雑度によって上下はあるものの、基本的に国内展示会に出るのとそう変わらない(多くのメーカーはそれ以下の)価格で取得が可能になっています。

翌年度以降の更新費用についても、今は初年度の30%の費用しかかからない実績多数の認証団体もあり、国内出張一回分の費用で収まるようなコスト感の企業も少なくありません。

【結論】
「ハラール認証取得にコストも時間もかかる」という話を疑うべき。
まず専門家を利用して自分の目で確かめるべき。

【疑問2】ムスリムはNoポークNoアルコールであれば問題ない?

ムスリム消費者をターゲットとした場合、彼らが商品を購入する最も重要なポイントになるのが、その商品がハラールかどうかです。消費者が一番気にすることがハラールかどうか(ハラールマークのついた商品かどうか)であるにもかかわらず、そのハラールマークをつける事以外にマーケティング活動のコストと時間をかけることは、果たして賢明といえる選択なのでしょうか?

そもそもの話になりますが、ある市場で販売活動を行い売上を拡大する際にはマーケティング活動は欠かせません。
放っておいて売れる商品はごくわずかだからです。
ムスリム消費者をターゲットとした場合、彼らが商品を購入する最も重要なポイントになるのがその商品がハラールかどうかです。

消費者が一番気にすることがハラールかどうか(ハラールマークのついた商品かどうか)

であるにもかかわらず、そのハラールマークをつける事以外にマーケティング活動のコストと時間をかけることは、果たして賢明といえる選択なのでしょうか。
仮にムスリム消費者がよく買い物に行くスーパーに下記の2つの商品を置いた場合どのような結果になるでしょうか。


(A) ハラールマークありの商品
(B) NoポークNoアルコールとパッケージに記載された商品

毎日のように、普通のスーパーでムスリム消費者が購入するときの行動を見ている立場から見るとこの違いは理論以上に大きな差を持っています。
(A)に関しては、迷わず手に取ることができ、即時価格や内容の吟味に入ります。(購入のための行動)
対して (B)については、

1) 商品にハラールマークがついているか探す(疑惑)
2) 原材料をチェックする(疑惑)→日本語で書かれているとここで放棄するケー
スも多い
3) どういう商品なのか、ネットなどを使って調べる(疑惑)→この時点までで殆
ど購入を諦められる
4) 恐る恐る買ってみる

と、(A)の4~5倍迷い検討したうえでカゴに入れることになります。
しかも、カゴに入れた後もまだ、「これはハラールなのかどうか?」「食べてもよいものなのか」というシュブハ(イスラム法的に疑わしいもの)扱いで購入を迷うことになります。

つまり、販売のチャンスを数倍―数十倍の確率で逃していることになります。
言うまでもありませんが、手に取るまでに疑惑が生まれれば生まれるほどレジまで運んでもらえる確率は下がります。

「NoポークNoアルコールでOK」という主張は、ムスリムがどれだけハラールかどうかを気にしているかという視点で考えれば

【結論】
一番の売れるポイントを見逃している

ということに繋がります。

まとめ

ある新しい市場で販売を行いたいと思った時、企業側はその本気度を試されています。
経営が傾くような大きなコストや長い期間が必要なものであれば別ですが、上記程度の期間やコストが準備できないのであれば、逆に購入したいと待ち望んでいるムスリム消費者のニーズを自ら取りこぼすことになるのではないでしょうか。
まずは自社の商品のハラール認証取得はどのくらいの難易度なのか?コストはいくら位で認証取得にどのくらいの期間がかかるのか?専門家に相談してみて可能性を知るという一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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協力
菅野幸介氏(Islamic Food Consulting代表)

菅野幸介氏のプロフィール画像

略歴:
琉球大学農学部卒、キャリアの殆どを海外市場で過ごし、業績アップ専門経営コンサルタント・化粧品会社の海外事業等を手掛けるうちに、日本製品xハラール市場の可能性に気づき、2018年に独立、ハラール専門のマーケティング会社Islamic Food Consulting代表となる。口癖は
「売らないならハラール認証を取る必要がない」
「販路を持たない人間はマーケティングコンサルタントではない」
「売るための努力をしないなら情報は取らないほうがいい」
と、一貫して販売・販路にこだわるマーケティングが持ち味。日本国内外のハラール市場・販路について情報を日々自分の足で稼ぐ、ハラールハンター。

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