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シンガポール: JCG Investment、ハラールスキンケアのNatasha社と合弁設立

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シンガポールのJCG Investment Holdings Ltd社がインドネシア発スキンケアブランドとマレーシアでNatasha Skincare Sdn Bhd社と合弁会社を設立したと発表した。

Natasha Skincare社は1999年にインドネシアで創業され、女性・男性・若者向けのハラール認証製品を販売している。また同社は母国内にて100を超えるスキンクリニックと小売店舗を運営している。Natasha Malaysia社は2013年に設立されている。

JCG社は、マレーシアにおけるNatasha社との新しい合弁は、既存の医療エステ・美容整形・ヘルスケア・ウェルネス事業の成長と拡張に向けた戦略的計画に沿っていると説明した。同グループは昨年マレーシアを拠点とするBeverly Wilshire Medicalも買収している。

Natasha Malaysia社との新たな合弁会社名はNatasha Beverly Sdn Bhd社となり、2020年3月営業開始。

「マレーシアでのビジネスは、インドネシアの幅広いNatasha社の影響力を活用することで更に広がる余地があり、特に美容整形やアンチエイジング関連ビジネスは、Natasha Skincare社の持つインドネシア国内の巨大なネットワークの宣伝力を活かし顧客層の拡大が期待される」とJCG社は述べた。

この合弁ビジネスには、クアラルンプールのバンサール地区にある高級マーケット内施設における医療エステクリニック・メディカルスパ・カイロプラクティック・理学療法サービスなどが含まれる。またマレーシアとシンガポールにおけるNatashaブランド商品の独占販売権も持つ。

JCG社とNatasha Skincare社は、未来の医者や経営者たちに両社持ち株の各5%を譲渡することを念頭に、合弁会社に56%と44%を初期出資する。

JCG社とNatasha Skincare社の出資額は最終的にはそれぞれ51%と39%にする一方、医者や経営者たちが残りの10%の出資を請け負う予定であると述べた。

JCG社の合弁会社に対する51%の最終的な出資は、現金総額で76.5万リンギット(約1,980万円)となる見通しで、社内資金を拠出する。

マレーシア企業登録機関への申請によると、Natasha Skincare (Malaysia) Sdn Bhd社は2018年に15.4万リンギット(約375万円)の収益を得たものの、116万リンギット(約2,890万円)の損失を計上している。

< Sigamp’s Eye >
編集者解説:シンガポールの投資会社がインドネシア発のハラールコスメ企業とマレーシアで合弁設立、という隣接3か国にまたがる協業の話題。日本企業からみれば、インドネシアだけでも十分な市場ではないかと考えがちだが、東南アジアのハラール市場では積極的に横展開(隣接国への進出)が行われている。インターネット時代で沢山の情報が流通する社会ならではの、コストを抑えた展開が見込めるからという背景もあるに違いない。海外販路パートナー選定の際には、当事国だけなく周辺国へのチャネルについても考慮してみるのも一手かも知れない。