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マレーシア:ネスレ、多難の2019年も利益2%増

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マレーシア・マラッカのスーパーでネスレMiloに手を伸ばす女性。
画像:Warith 82/Shutterstock

ネスレマレーシアは2019年の年間利益が6.7億リンギット(約168億円)で、2018年の6.58億リンギット(約165億円)から約2%上昇したと発表した。

同社の報告によると、2019年の収益は55億リンギット(約1,380億円) となり、前年と比較してほぼ変化なしだった。

また、飲食品部門における収益は46.8億リンギット(約1,170億円)となり、前年度の44.3億リンギット(約1,108億円)から増収となった。

ニュートリション・ネスレ・プロフェッショナル・ネスレ健康科学・ネスプレッソを含むその他部門では、2019年の収益は8.4億リンギット(約209億円)となり、約23.%の減収となった。

ネスレマレーシア社は、2019年の顧客需要は前年に比べて多難だったと述べた。

「2019年の好成績は力強い営業販売の実行、市場動向の予測、そして年間を通じて革新の流れを維持したことの賜物である」と同社は語った。

ネスレマレーシアは2019年に、インスタントヌードルのMAGGI Pedas Gilerシリーズ、新商品のNESCAFÉ Tarik Kurang ManisとMILO Protein Upを含むパッケージ飲料シリーズ、そしてSTARBUCKS AT HOMEシリーズなどの一連の新商品を発表した。

ネスレマレーシアは、特に不安定な取引環境だったにも関わらず達成した2019年の成績と、2020年も継続した成長が見込まれることで勇気づけられたと語った。
「ネスレマレーシアでは、物価や本年度前期に世界中が直面している数々の危機などの外部要因による影響を受けるものの、緩やかな消費需要が引き続き優勢であると予測している」

ネスレマレーシア社によって生産、輸入、そして流通されたすべての商品は、JAKAIMおよびJAKIMが承認したイスラム当局によってハラール認証を受けている。

< Sigamp’s Eye >
編集者解説:筆者は昨年マレーシアのあるハラール展示会の交流パーティーで、ネスレマレーシアのハラール部門責任者と席が隣になり、約1時間あまり内情を聞くことができた。筆者のシンプルな質問は、「なぜネスレマレーシアを含む世界多くのネスレがハラール対応しているのに、同じ商品の日本版はハラールを1つも取得していないのか?世界統一した方が楽じゃないのか」というものだった。彼の答えは、「グローバル戦略からすると貴方の意見が正しい。しかし、私も含めて日本ネスレの考え方はよくわからない。多くのマレーシア等の在日ムスリムから同様の問合せを受けるが・・」と、日本の何がボトルネックになるのか、理解に苦しむようだった。ムスリム向けお土産として日本の豊富なキットカットがハラール対応される事を望む声は多い。

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