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台湾:高雄市、海産物66種のハラール認証取得を支援

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kaohsiung halal
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12月2日月曜日、高雄市の海産物のPRパネルを掲げる高雄市政府海洋局局長のChao Shao-Lian氏(左から4番目)とハラール証明書を掲げる各企業の代表者ら

高雄市政府海洋局は、台湾中央政府との協力のもと食品業者のハラール認証取得支援を行っている。認証には、水産物の加工は畜産物とは異なる生産ラインで行うこと、養殖には豚肉や豚肉骨粉は使用してはならないことなどが要求される。18億人を超えるムスリム市場の可能性に挑戦する。

高雄市政府海洋局は市場開拓のため、地元食品業者のハラール認証取得を支援するチュートリアルプログラムを初めて導入した。地元食品業者にはムスリム市場への製品輸出機会はこれまであまりなかったが、今回100万台湾ドル(約360万円)の資金援助を得て市場参入への準備を整えている。

海洋局はムスリム市場への地元製品輸出に関する調査を進める中で、海産物の割合が比較的少ないことが分かったため、海産物業者の参入を積極的に支援することを決定した。今までのところ、8企業66種類の海産物製品がハラール認証を取得している。

TIHCA(Taiwan INHART Halal Certification Authority)の会長 Ma Hsiao-chi氏によると、これらの企業は一連の研修に参加した後で認証を獲得したと話した。また、 IIUM、 INHART(International Islamic University of Malaysia)による2度の現場監査への合格も要件であった。

2019年11月以降、「Tian Shi Fu Aquatic Food Co., Ltd.」、「Fortune Life Enterprise Co., Ltd.. 」、「An Yong Biotechnology Co., Ltd.」、「Fish-Chairman Aquaculture business」、「Union Development Frozen Foods Co., Ltd.」、「Welltech Semiconductor, INC」、「Chen Jung Frozen Food Co.」等8社合わせて66の商品がハラール認証を獲得している。

地元企業が中東市場に参入し、高雄市の質の高い海産物の国際ハラール市場への展開をいかに手助けするかが高雄市政府海洋局の今後の課題となるだろう。

< Sigamp’s Eye >
編集者解説:お隣台湾の高雄が取組むハラールについての話題である。台湾は近年、食品展示会の中で毎年ハラール展示会も開催するなど、ハラール市場に対して積極的に取組を始めており、また商工会などのレベルでもシンガポール等各国に働きかけ現地で常設販売を行う仕組みを作るなど日本に比べて進んでいる。日本の自治体では、ハラール認証取得までは援助している所はあるものの、宮城県のように地元ハラール取得企業の海外販売への取組をサポートする所はまだ少ない。ここからの自治体・企業一体の努力に注目である。(海外販路について悩む自治体はぜひHBO編集部にご相談を。)

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