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トルコ:ハラール観光サービス基準を発表

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トルコ:ハラール観光サービス基準を発表

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SMIIC(イスラム国家基準統一機構)参加国は、SMIIC TC 5(Technical Committee on Tourism and Related Issues)に多大な努力と専門知識を注ぎ、ムスリム旅行者に提供される商品・サービスがイスラム教規定に則ることを目指す「OIC/SMIIC 9:2019, Halal Tourism Services – General Requirements」の準備を整えた。

OIC/SMIIC 9は、SMIIC参加国の共通の基準として、世界中でHTS(ハラール観光サービス)を提供する観光業界関係者によって幅広く活用されると期待される。

同基準はオンラインで販売されている: https://www.smiic.org/en/project/31

概略

HTS(ハラール観光サービス)は、「ムスリム旅行者のための、イスラム教ルール準拠需要に応じ、適した設備を提供する旅行・観光産業の全ての商品・サービス」と定義される。

OIC/SMIIC 9の基本方針は以下の通り。

・組織・個人のイスラム教ルールに則ったハラール観光商品とサービスを生産する能力を拡張すること
・基準の適切な適用を通してハラール観光商品・サービスの統合性を維持し保護すること
・消費者の要望に応えて消費者の満足度を上げること

OIC/SMIIC 9は、宿泊施設・パッケージツアー・観光ガイド・ケータリング・レストランなどサービスを提供する業者に、ハラール観光施設・商品・サービス運営のガイドラインを提供する。

同基準では、HTSは各組織の提供するサービスに応じて分類される。そして提供されるHTSのタイプによって宿泊施設は次の3つのカテゴリーに分類される。

カテゴリーA:ハラール観光上級サービス
カテゴリーB:ハラール観光中級サービス
カテゴリーC:ハラール観光基本サービス

これにより、OIC・非OIC地域の幅広い宿泊施設で基準が適用できる。
同基準は基本的にハラール関連の課題・食事・宿泊・礼拝部屋・娯楽エリア・他設備の要件を規定している。またツアー会社や観光ガイドなどのルールも基準に含まれている。

一方でOIC/SMIIC 9は、経営責任やHTSに関わる社員要件についても各組織にガイダンスを提供している。

同基準に規定される全ての要件は包括的であり、HTSを運営する全ての組織や個人への適用が意図されている。

< Sigamp’s Eye >
編集者解説:今回はOIC(イスラム協力機構)参加国からなるSMIIC主体のハラールツーリズム関連統一基準のニュース。ムスリムが旅行で求めるものが網羅されており、ある意味日本のインバウンド対策でも参考となる点は多いだろう。一方、これらの基準は世界的に唯一というわけでもなく、現時点では統一されたものでもないため、過信は禁物である。各企業は、あくまでも自社がどのような国のムスリムを受け入れる計画かによって、その国特有の分化も考慮に入れつつ準備を行う必要があるからだ。

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