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ハラール肉の生産を取り上げた本を出版【イギリス】

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Dr. Awal Fuseini

写真:著者Awal Fuseini博士

ハラール部門の動物福祉と市場機会の重要性を取り上げた新たな本

イギリスの農業園芸開発委員会のハラール部門長で、最近までブリストル大学獣医学部の研究者も勤めていたAwal Fuseini博士が、ハラール肉生産および市場機会を取り上げた本を出版する。

本書概要

本書では、ハラール肉製造ルールをとりあげ、ハラール商品への信頼を増すためのハラール認証の重要性を説き、また食肉処理場や食品加工業者が異なる海外市場に向け適切なハラール認証団体を選択するための丁寧なガイドも提供している。

注目の内容

国際ハラール市場規模情報・ムスリムの肉消費パターン・重要なイスラム教の祭事やそれらの食肉消費への影響・ハラール肉詐欺の様々な形について概要を提供している。

様々な分野の専門家が、本で取り上げている重要なトピックについて技術的な解説を提供している。参加した専門家は下記の通り。

  • Joe Regenstein氏:スタニング(電気ショック)なしの屠殺について
  • Steve Wotton氏:屠殺前のスタニングについて
  • Rizvan Khalid氏:食肉処理場運営者にとってのハラール市場重要性
  • John Lever博士:ハラール肉詐欺について
  • Mufti Amjad Mohammed氏:イスラム教における動物福祉の重要性について
  • Amir Mohammad氏:ハラール認証の重要性と課題
  • Phil Hambling氏:イギリスの農家にとってのハラール市場の重要性

対象としている読者は、研究者・政治家・動物福祉団体・学生・農民・食肉加工場運営者・消費者など。2020年2月発売で、農業や食品生産などの専門書を扱うイギリスのContext Publications社から出版される。


< Sigamp’s Eye >
編集者解説:ハラール肉を取り扱う事で非ムスリム国の産業であっても世界的な輸出額が増える事はすでにブラジル、タイ、オーストラリア等が実績を持って示している。イギリスにおいても国内消費は飽和する中、そのターゲットをハラール市場に置くことは不思議でない。注目すべきは、このような農家や生産者たちのガイドとなるようなハンドブックが出版されることだろう。日本でもこのようにハラール市場参入に対してのガイドブックやマニュアル作成をどんどん行っていきたい。

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