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DuopharmaとKPJハラール医薬品で連携

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L Duopharma Biotech BhdとKPJ HealthcareのMoU覚書取り交しの様子

L Duopharma Biotech BhdとKPJ HealthcareのMoU覚書取り交しの様子。
写真:halalfocus.net

Duopharma Biotech Bhd社は、ハラール医薬品に関するWin-Winのプロジェクトを組み連携協力するためのMoU覚書をKPJ社(KPJ Healthcare Bhd)と取り交わし、ハラール医薬品分野のリーダーシップをより一層強化した。

以前はCCM Duopharma Biotech Bhdとして知られていたDuopharma Biotechs社は、新たなロゴと会社名の発表、ブランド再構築立ち上げの席でこの覚書に署名した。同社は今年初めに新企業アイデンティティに関して株主の合意を得ていた。

PNBの社長兼最高責任者Jalil Rasheed氏は、Duopharma Biotech会長Tan Sri Siti Sa’diah Binti Sh Bakir氏やDuopharma Biotechの専務取締役 Leonard Ariff Abdul Shatar氏を含む他取締役会メンバー立ち合いのもと、新企業ロゴと社名を発表した。

連携の詳細

今回の覚書締結により、両社は共通関心分野に関して密接に協力し、ハラール医薬品分野においての啓蒙活動、ハラール医薬製品の処方に関しての明確なガイドラインを提供設置すること、ハラール医薬品に関する専門知識と資源を開発することについて相互協力を行う。

「今年は我々のハラール分野の歩みにとって記念すべき年である。なぜなら今年初めてOTC(over-the-counter)製品についてJAKIM認証を取得した1999年から数えて20周年にあたるからである。我々は引き続きハラール医薬品を中心的に扱っていく。ハラール医薬品需要は伸びており、他の医薬品製造業者との差別化を図れるからだ。KPJ Healthcare Berhadとの連携はこの目標に沿ったものである。KPJ Healthcare Berhadはマレーシア及び周辺地域でよく知られたヘルスケア関連企業であり、今回のハラール医薬品に関してKPJと連携できることを光栄に思う」
とDuopharma Biotechの専務取締役Leonard Ariff Abdul Shatar氏は話した。

ハラール医薬品産業は、2017年には世界750億ドル(約8.3兆円)に上った大規模な産業である。2021年には1,320億ドル(約14.5兆円)にまで成長すると見られている。
マレーシアは、世界的ハラール中心地、主要ハラール産業の取引・貿易中心地として知名度を高めている。

PNB(Permodalan Nasional Bhd)が株式の過半数を所有しているDuopharma Biotech社はマレーシア最大の医薬品製造貿易会社である。

「Duopharma Biotechは長きにわたり高品質の処方薬を製造しマレーシアの民間及び公共マーケットに提供してきた。Flavettes・Champs・Uphamol・Provitoなど消費者に馴染みのヘルスケア商品も製造している。今回のブランド再構築プロジェクトは、パートナー企業のPanGen Biotech社と共同開発し、マレーシアと韓国で登録に成功したEPO(erythropoietin)を始めとするバイオシミラー医薬品の製品ライン構築を含む企業成長戦略の実施と歩調を合わせている」
とLeonard Ariff Abdul Shatar氏は話した。

成長戦略の一環として、Duopharma Biotechはまもなくマレーシア及び周辺マーケットに腫瘍関連の薬を提供するHAPI(High Potent Active Pharmaceutical Ingredient)施設の運営の開始を予定している。

「癌などのための必要性の高い医薬品を確実に入手できるようにするための主要戦略のひとつである。我々は患者にこれらの商品を提供するために、しっかりした裏付けのある技術と、連携できるパートナーを特定した」
とLeonard Ariff Abdul Shatar氏は説明した。


< Sigamp’s Eye >
編集者解説:医薬品に関してまだ日本企業でハラール認証を取得している企業は殆ど見られないが、ハラール市場をメインに活動するマレーシア企業にとっては、もはや当たり前ともいえる競合との差別化戦略としてハラール医療品を拡充し続けている。ハラールがマーケティングとしてどれほど有効かは、グローバル市場に出れば出るほど、アジア地域で販路を広げるほど日本企業も痛感する事になるだろう。もちろん日本国内においてもその市場は100万人規模へと拡大する事が見込まれている事も見逃してはいけない。

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