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【ABIEC】ブラジル牛肉輸出2020年に15%成長すると予測

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islam beef

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ブラジルの牛肉輸出業者は、前年度13.3%増75億ドル(約8,000億円)という記録的な売り上げで2019年を終えようとしている。ANBA(ブラジルアラブニュース機構)はABIEC(Brazilian Beef Exporters Association:ブラジル牛肉輸出協会)の情報をもとにレポートを行った。

インドネシア市場に参入

ABIECによると、ブラジル企業がインドネシアなど新市場参入を目指す中、牛肉輸出は2020年も順調に15%成長すると予測している。2020年は、中国に輸出可能な工場が追加認可される可能性があること、そしてインドネシアなど新市場への販売開始、また既存市場の維持により、売上は順調に15%成長して85億ドル(約9,300億円)に達し、輸出量も13%伸び200万トンを超えると想定される。

そして、インドネシアは2019年8月終わりにブラジルの10か所の食肉工場を認可した。

中国のブラジル肉への輸出許可

中国では、地元の家畜に病気が蔓延した影響から2019年ブラジル食肉工場により多くの輸出許可を与えた。

中国の影響はブラジルの牛肉輸出にすぐに現れたが、アジア大国の需要が大きかったために牛肉を購入するエジプトへの輸出が減ったほどだったとANBAが伝えた。

エジプトは以前からブラジル最大の牛肉輸出先であり2019年1-11月で約4.6億ドル(約500億円)の牛肉を買っている。

ABIECは前年同月比30%成長で8億ドル(約880億円)に到達した10月の輸出を史上最高の月間成績と報告している。

ANBAによると、11月に牛肉輸出量は12.6%伸び67.5億ドル(約7,500億円)に達したという。ブラジル牛肉輸出で第6位の市場であるUAEへの輸出額は、1月-11月に24.6億ドル(約2,700億円)となり前年比135%の増加である。

ブラジル牛肉輸出第9位のサウジアラビアへの輸出額は、11月約1.3億ドル(約140億円)で前年同月比30.6%減少であった。ABIECはこの減少をサウジ向け管理方法・認証プロセス変化などによる書類仕事の必要性のためとしている。


< Sigamp’s Eye >
編集者解説:ブラジルはハラール鶏肉でも世界有数の輸出国となっているが、牛肉でもオーストラリアと争う輸出トップ国になりつつある。UAE、サウジ、インドネシア等ムスリム国との協定に関しても積極的である。同時に中国の成長を続ける需要に対しても抜け目なく入り込んでおり、日本で輸出を狙う牛肉業者にとっては参考となる動きが沢山あるのではないだろうか。

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