マレーシア:ジョホール州、ハラール部門を拡張へ

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マレーシア:ジョホール州、ハラール部門を拡張へ

ジョホール州は、ハイテク・ハイバリュー・ハラール産業に重点を置く3H政策で、より多くのハラール業界企業からの投資を期待している。

Jimmy Puah Wee Tse

State International Trade, Investment and Utilities Committee委員長のJimmy Puah Wee Tse氏は、ジョホール州を含むマレーシアはハラール商品へ需要増加に対し極めて重要な役割を果たすポジションにいると話した。

「従来からハラール業界が重視する伝統慣習的ハラール飲食品に加え、他の分野も開拓する必要がある。ハラール業界の成長は想像を超える可能性があり、その範囲はハラール認証食品に留まらない。ハラール業界は食品業界を超えて拡張を続け、医薬品・化粧品・健康関連製品・日用品・医療機器も含むみ、サービス部門には、物流・マーケティング・印刷・電子メディア・包装・ブランディング・金融が含まれる。

また中国・台湾・日本・韓国を含む非イスラム国からジョホール州のハラール産業への投資について政府に問い合わせが来ている。一部の企業はハラールの医薬品や化粧品により大きな関心を持っている。

ジョホール州は世界の2兆人近いイスラム教徒に対応できる。

ハラールの世界市場はイスラム教徒だけに限定されず、非ムスリムの消費者にも受け入れられている。ジョホール州は世界でも最も活発な国際貿易ルートに位置しているため、ハラール業界のトップ・プレイヤーの条件がそろっている。

ジョホール州、シンガポールとインドネシアは競争するのではなく、SIJORI(Singapore-Johor-Riau)経済成長トライアングルの元、ハラール部門の発展を目指してお互い補い合っていくべき。3国間に良いネットワークがあれば皆の利益になることは間違いない」

SIJORIは1989年12月に発表され、3つの地域の強みを生かし、この小地域に地域や国際投資家を惹きつけることを目指す、シンガポール・マレーシアジョホール州・インドネシア リアウ州間の三者合意である。

この成長トライアングルは、シンガポールの物流・交通・金融機関をジョホール州とリアウ州の天然資源・労働資源と結びつけるものである。成長トライアングルの発展は主に民間企業が主導し、政府が物・サービス・投資・人々の移動を支援している。

世界のハラール産業はイスラム金融を除いてもすでに約2.3億ドル(約251兆円)規模と推定されており、年間約20%のスピードで成長していると見られる。

伝統慣習的ハラール飲食品だけでなく、他の分野を開拓していく必要がある。

< Sigamp’s Eye >
編集者解説:マレーシア首都クアラルンプールからは遠いがシンガポールに近いジョホール州は昔からシンガポールや他の国との積極的な交流を行ってきている。国レベルだけでなく、州レベルでもアグレッシブにハラール市場を開拓していこうという姿勢は、日本でも都道府県・市町村レベルで見習っていき、どんどん海外と提携していきながら先方のノウハウを吸収していくべき段階に来ている。海外においてMOU(覚書)を締結することは、契約よりも緩やかだが協業していきましょうという証となるため、日本は企業レベルでも積極的に色んな海外団体とMOUを締結して市場参入に有利なポジション取っていくことが望ましい。

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