エジプト:ハラル牛の規定、大幅変更

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エジプト:ハラル牛の規定、大幅変更

新たな認証の調整で消費者にしわ寄せ

新たな要件適応が余儀なくされる中、エジプト向け米国牛輸出業者のハラル認証選択肢が狭まっている。

エジプト向け米国牛のハラル認証サービスは長年4社が行ってきた。しかし最近の監査後、エジプト農業省は4社全てをリストから外し、ニュージャージー州フォート・リーにある新規認証業者IS EG Halal Certified社のみを使うよう義務付けた。

FASカイロによると、同社はハラル認証に関して経験がなく「アメリカ牛肉業界またはイスラム組織と以前から関係があったという情報はない」とのこと。

USDAのFAS(Foreign Agricultural Service)は、突然の政策変更は「市場活動を妨げ業界や規制業者に混乱もたらす可能性がある」としている。

同機関によると、7つの認証団体が説明なしにエジプト側から資格停止または却下されたという。

やりとりには実施の日付が含まれていなかったが、この変更は2019年5月1日から実施されると業界関係者は予想している。

コスト面の影響

業界関係者によると、今回の調整のせいでハラル認証料金が大幅に上がるという。

以前アメリカのハラル認証団体の認証料金は1トン当たり10-20ドル(約1,000-2,000円)だった。料金が高くなることで、エジプトの消費者が購入する牛肉の値段がキロあたり4エジプト・ポンド(約30円)値上がりする。もし輸入量が減少すれば値段への影響もますます大きくなる。

米国は2018年、2014年の12.2万トンから減少して6.2万トンの牛レバーをエジプトに輸出した。

宗教的・ハラルに基づく屠殺認証要件は各国によって異なる。カタールやインドネシアなど他のムスリム主要国家は一定数の認証団体を維持しており、両国ともエジプトによってリストから外されたアメリカの6認証団体を承認している。

クウェートなど、輸出国の全てのイスラム団体の認証を受け入れている国もある。公認のハラル認証団体が1つしかないアメリカの貿易相手国は現在エジプトだけとなっている。

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