マレーシア:HDC、中国一帯一路でハラル市場10か国に新参入

ハラル・ビジネス・オンライン

ハラル・ビジネス・オンライン

ニュースビジネス

マレーシア:HDC、中国一帯一路でハラル市場10か国に新参入

HDC(Halal Industry Development Corporation)によると、マレーシアは中国の一帯一路への1兆ドル(約109兆円)投資政策の一環として、ハラルサービスを新たに10ヵ国へ拡張する予定。

HDCのHanisofian Alias副会長は、新たなハラル10か国にはカザフスタン・ウズベキスタン・エジプト・トルクメニスタン・イラン・タジキスタン・ボスニア・ヘルツェゴビナが含まれるとSeoul Food 2019で話した。
「一帯一路ルート沿いには10ヵ国くらいのムスリムが人口の大半を占める国があり、我々はこれらの新市場にチャンスを見ている。例えばカザフスタンとロシアの一部について、我々は今年度末に(ロシア側と)共同で経済委員会の会議を開催する予定だ」

Seoul Food 2019は韓国国営の組織であるKOTRA(Korea Trade-Investment Promotion Agency)が組織したもので、様々な貿易振興活動を通して韓国の輸出主導の経済発展の促進を目指している。

昨年3月HDCはKOTRAと、両国間ハラル貿易と投資取引及びハラル商品とサービスに関する双方市場アクセスに関する覚書を交わした。

Hanisofian Alias氏はまた、上記10か国は国内のハラル産業発展にも多大な関心を寄せていると話した。
「我々は5つの主要な特徴、新たな市場の開拓、ブランド再構築、マレーシアのサービスや商品の提供、人材開発とソートリーダーシップに基づいた国際化アプローチを利用してこれらの国々へ展開している」

HDCはより多くの食品を中国(2,600万人のイスラム教徒人口をもち、国内ハラル市場が毎年10%の成長を見せている)に輸出して、ハラルサービスにテコ入れすると話した。

昨年4月、マレーシアのマハティール首相は一帯一路サミットに参加し、「非常に成果の多い旅行」と表現した。

国際フォーラムには37名の各国首脳と150ヵ国から5,000名の代表者が参加した。

また同月に、マレーシアは中断していたEast Coast Rail Linkの再開に伴って37億マレーシアリンギット(約1,000億円)規模のヤシ油に関する契約を得ている。

一方、10ヵ国との新たな貿易に関する連携以外でも、Ministry of Economic Affairs傘下の同組織は韓国との協力にも力を入れていくとHanisofian Alias氏は話した。
「韓国については、地元及び韓国の大学と連携して教育部門と人材開発部門に力を入れていく。また、ムスリムフレンドリーおもてなし部門、そして研究、開発と革新についての知識共有にも可能性を見ている」

年間輸出額についてはHanisofian Alias氏は予想するにはまだ時期尚早と言った。

マレーシアの韓国への2018年度のハラル輸出額は12.8億マレーシアリンギット(約336億円)で、3つの商品分野のうち最も高額だったのはハラル食材(6億マレーシアリンギット/約158億円)、飲食品(5. 9億マレーシアリンギット/約155億円)と化粧品日用品(0.8億マレーシアリンギット/約21億円)であった。

関連記事:

UAE:中国と約3,700億円の大規模契約