インドネシアとマレーシア、ムスリムフレンドリー旅行地でトップ

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インドネシアとマレーシア、ムスリムフレンドリー旅行地でトップ

国際ーインドネシアはマレーシアと肩を並べて、マスターカードとクレセントレーティングによるGMTI(Global Muslim Travel Index)2019のOIC(イスラム協力機構)旅行地のトップに選ばれた。

OIC以外の目的地ではシンガポールがムスリムフレンドリー旅行地トップの座を守り、次にタイ、イギリス、日本と台湾が続いている。

世界130ヶ所の旅行地を含む報告によると、2018年には、世界中で14,000万人(2017年の13,100万人から増加している)のイスラム教旅行者がおり、世界の旅行者の10%を占めたという。

ムスリム旅行者は2016年には23,000万人まで増えると予想されている。

同インデックスは、4つの戦略的分野、アクセス、コミュニケーション、環境とサービスについてムスリムフレンドリー旅行地の健全性と成長を調査している。

OIC以外の旅行地では韓国とフィリピンがドイツとオーストラリアを押しのけてトップ10に入った。スペインもムスリム旅行者のハラルフレンドリーなヨーロッパの旅行地として成長を見せ、今年のリストに登録された。

マレーシアとインドネシアはOICのムスリムフレンドリーな旅行地トップの座に肩を並べている(クリックして拡大)

イスラム教徒の旅行市場は世界で最も急速に成長している観光部門のひとつだが、比較的開拓が遅れている。

2026年には、ハラル旅行部門の世界経済に占める割合は2020年の2200億から3000億ドルまで35%も跳ね上がると予想されている。

クレセントレーティングとハラルトリップのCEO Fazal Bahardeen氏は、「イスラム教徒の旅行市場が成長を続ける中、この報告書は今年すでに発表されている『Halal Travel Frontier 2019』と共にこのユニークな旅行部門の発展を次の段階であるハラル・トラベル2.0に進めるきっかけになるだろう。この報告者はまた、全ての関係者が市場成長のためのはっきりしたプラン構築を助けるための『ハラル旅行に関する5つの開発目標』(以下を参照)および『イスラム教旅行者のサービス要件』も提示している」と話した。

スペインは今回初めてOIC以外のムスリムフレンドリー旅行地のトップ10に入った。

マースターカード・インドネシア、マレーシア・ブルネイ地区担当のSafdar Khan氏は、「マスターカードは、このダイナミックな旅行部門を拡張するためにパートナーと協力する用意がある。より多くのムスリム旅行者が世界を旅するようになれば、信頼性のある安全なデジタル決済ソリューションが必要となるだろう。マスターカードはクレセントレーティングと協力してすぐに実施可能なアイディアのある全ての関係者を援助し、ムスリム旅行者の宗教的文化的ニーズに答える提案を開発していきたい」と話した。

『ハラル旅行に関する5つの開発目標』

1. 統合、多様性と信仰:イスラム教徒がグローバル社会に活発に関わりながら、その精神性も保てるようにすること。
2. 伝統、文化と繋がり:ムスリム旅行者を、互いに、地元社会に、そして旅行地の伝統と文化に繋げること。
3. 教育、洞察と対応能力:コミュニティー間の理解を深める。学問的また産業的知識を高めることで利害関係者の対応能力を高める。
4. 産業、革新と貿易:観光を通して商取引を増やす新たな機会を想像し、複数部門で成長を促す。
5. 福利および持続可能な観光:旅行業界関係者の責任、旅行者、社会全体と環境への影響を認識すること。

注: 報告書の全文はこちら

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