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中東:2018年飲食品関連記事Top10

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2018年最も人気のあった中東の飲食品に関する話題を見てみよう。
写真:Pixabay

By Tingmin Koe: foodnavigator-asia.com

2018年中東関連Top10記事:主要食品ブランド動向、ブロックチェーン技術や規制変更などを見ていく。
1. おしゃれなパッケージング:トルコのコカコーラ社、熱変色性インク使用缶を発表。

トルコのコカコーラ社が今夏の商品に熱変色性インク使用デザインでひねりを加えた。

夏のテーマに沿ったヤシの木、氷、サンダルなどをあしらった熱変色性のデザインは、缶を冷やすと初めて見えてくる。

通常は温度の変化に合わせて表示させるため1-2種類の熱変色インクを使うが、今回トルコのコカコーラ社は4つの別々のインクを使った。

合わせて7千万本のコカコーラ及びゼロコークの缶がこのデザインで飾られる。

2. サウジ当局の新たな健康食品戦略の発表に合わせ、ケロッグ・Mars・ネスレが砂糖・塩・油脂の量を減らすと確約

Kellogg’s Arabia・Mars Saudi Arabi・Nestle Middle Eastを含む大手食品会社が SFDA(サウジ食品医薬品局)の呼びかける砂糖・塩・油脂を減らす自主的誓約に署名した。

ケロッグはCoco Pops(ココくんのチョコクリスピー)の砂糖量を半分にまで減らす。

現在サウジアラビア人口の30%以上が肥満状態で、非伝染性疾病が死亡原因の85%以上と推定されている。

このため政府当局は国民の食事に注目し、今年9月にHealthy Food Strategy(健康食品戦略)を発表する予定。

この誓約に署名した他の企業はIFBA(国際食品・飲料連合)に所属するMondelez Arabia、Ferrero、コカコーラ、ペプシコ・インターナショナル、ユニリーバ、Freeze Land等。

3. ドバイ当局、Milka barsにアルコールが含まれるとのSNS上での噂を否定

ドバイ当局は、調査の結果Milka Oreoチョコレート・バーにはアルコールは含まれておらず、ムスリムが購入しても問題ないと発表した。

翻訳ミスがあったために、同商品にアルコールが含まれると考えられていた。

英語のChocolate liquor(チョコレート・リカー)というココアペーストを意味する言葉が、誤ってアラビア語の「アルコール飲料」という単語に翻訳されていた。

その後ドバイ当局は工場を検査して誤解を解き、消費者の混乱を避けるために誤ったラベル表示のある商品を全て回収した。

4. ドバイで発表された、ハラル食品トレーサビリティ用ブロックチェーン・技術

HLC Technologies FZCOが発明したHalalChainは、2018年8月にビジネス向けに始動した。

規準の不確定要素、不正確また不確かなデータによってもたらされる課題を克服することを狙いとする。

HalalChainは、スマートIoTデバイス、RFID、センサー、LoRaとAI付きのスマートカメラなどをデータ収集用に利用する。

手始めとして、同社はこの技術をUAE・インドネシア・マレーシアなど大手ハラル市場にまずプロモーションし、その後タイ・オーストラリアなどに広げていく予定。

5. 2017年の中東飲食産業のトップ記事リスト

2017年最も人気のあった中東関連記事は、主にUAEとGCC(ガルフ湾)地域の動向に関連するものであった。

1位は、AI Islamiが最も影響力のあるハラル食品企業になったという記事だった。

2位は、サウジアラビアで飲料に50-100%の罪(SIN)税が導入された記事。

3位は、製造業者がGCCの急速に変化するトレンド、労働人口のトレンドと健康食に対する政府の熱意になぜ注意を払うべきかについてのレポートだった。

6. UAE、新たな食品登録ポータルを発表

UAEに持ち込まれる食品は全て、ドバイ政府のMinistry of Climate Change and Environmentが発表した、新しい連邦ポータルでの登録が必要となった。

当局は、このシステムで首長国間の食品輸送にかかる時間を削減すると同時に、違法取引を食い止めることができると考えている。

同システムはまた、ESMAの承認するハラル認証と認定団体のリストも掲載する予定。

7. NADEC、ダノンSAを買収し乳製品バトルでAlmaraiに対し優位に

サウジアラビアSovereign Wealth Fundが所有するNADEC(The National Agricultural Development Co. )が同国のダノンのベンチャー企業Al Safi Danoneを買収。

買収には5.4億サウジアラビア・リアル(約160億円)の資本が充てられる。

この取引は、サウジ最大級の乳製品メーカーAlamaraiに対抗し、地元製造能力を通してイラクのような高成長市場などの新市場を開拓しようとするものだ。

8. コカコーラ、消費者の関心が増すインドへ中東のジュースブランド紹介

コカコーラ社が、中東ジュース商品のRani Floatを同商品への消費者の関心が高まるインドで販売予定。

これはペプシコのトロピカーナ、ParleAgroのFrooti、そしてHector BeveragesのPaper Boatなど、既に同類商品を販売する国際企業および地元企業に対抗するため。

Rani Floatはコカコーラ社と中東の主要な飲料会社のひとつであるAujan Industriesとの協業から生まれた。

本物の果肉が含まれ、砂糖控えめで果汁を多く含むの同ジュースには、オレンジ・ピーチ・マンゴー・パイナップル・グアバ・グレープ味がある。

9. UAE食品会社Global Food Industriesがアジアでの製造工場建設計画を発表

Global Food Industries(GFI)は、同企業のフラッグシップブランド、「ヘルシー・ファーム」の加工食品を作る製造工場をオープン予定。

UAEに本社を置く同社は、中国・日本・タイ・マレーシアを工場予定地として検討している。

現状、中東以外の地域では同社の「ヘルシー・ファーム」商品はAlibaba.com経由でのみ入手可能。

10. スーパーマーケット・チェーン、UAEによるKerara商品輸入禁止措置後、他地域からの果物と野菜の輸入量を増加

UAE拠点スーパーマーケット・チェーンのLulu Groupは、UAEによるKerara商品輸入禁止措置後、インドやスリランカの他地域から野菜を輸入している。

禁止措置は、今年の5月のKeraraでのニパ(Nipah)ウィルス流行に伴うもの。

ニパウィルスはオオコウモリの分泌物を介して、彼らが餌にしたり触れたりした果物から感染する。

対応策としてLuluは、インドやスリランカの他地域からの輸入を1日20t増やす事を余儀なくされた。

原文:https://tinyurl.com/yxamlgum

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