仮想通貨X8、イスラム学者からハラル認証取得

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仮想通貨X8、イスラム学者からハラル認証取得

イスラムの見地から仮想通貨がハラル(許可されるもの)か、もしくはハラーム(禁止されるもの)かという議論が続いている。CCNのレポートで、イスラム学者達がスイスの金融企業X8の仮想通貨をムスリム投資家達向けに認可を行った。この認証は中東での展開に必要なものである。

X8currency(仮想通貨X8)はイーサリアム(世界的に有名な標準的仮想通貨)をベースにしたもので、8種類の実貨幣および金との交換をサポートする。「世界市場でインフレの逆風に立ち向かうこと」を目的とする。X8currencyは、Shariyah Review Bureau(バーレーン中央銀行の認証を受けたイスラム顧問企業)により認証を受けた。

X8のDirector、Francesca Greco氏は会社のウェブサイト上で「銀行業務や資産管理といった環境がフィンテック主導へと転換していく中、イスラム金融財政の保全はバランスを失い、崩壊が見える。そのため我々の製品がイスラム市場での需要を増加させているとみている。」と述べている。Francesca Greco氏はまた、中東Gulf湾エリアはそれぞれの国すべてがフィンテックのハブとなりたがっており、フィンテック企業にとって良い地域であるとCCNの報道で伝えている。

4月にイスラム学者達は、ビットコインや一連の仮想通貨は、Shariah Law(シャリア法:イスラムの法)に準拠していると言及したが、実際に当時仮想通貨は認証されていない。Shariah準拠ファンドは、Shariah Law(シャリア法)の規定やイスラム原理法によって管理されている。これらのShariah準拠ファンドは社会的責任を持つ投資タイプだと見なされる。ビットコイン (及び他の仮想通貨) が投資資産の資格を得るのは難しいが、社会または政府により広く貨幣とみなされた、Shariah Law(シャリア法)における既存実貨幣の定義に当てはめることはできる。

イスラム学者達はスイスのフィンテック企業X8の仮想通貨「X8currency」をムスリム投資家向けに認証した。イスラエル人の一人は、Tel Avivにある“Bitcoin Change”貨幣交換所で仮想通貨の可視化トークン(ビットコインの実物化)を得た。

4月、Shariahアドバイザー兼ジャカルタのコンプライアンス官僚Mufti Muhammad Abu Bakar氏は論文を発表し、ビットコインのイスラムでの許可可否について議論した。「ドイツではビットコインは合法貨幣として認識されているため、ドイツ内ではイスラム貨幣としての資格がある。アメリカのような国では、ビットコインは公式に合法貨幣の地位は無いものの、様々な商店での支払いで認められている。このため、イスラムの習慣的貨幣としての資格はある。」

イスラム界隈での仮想通貨関連の進展としては以前イギリスのモスクで、仮想通貨による寄付が認められていた。それは仮想通貨での寄付を認めた史上初のモスクだった。

Pew Research Centerの調査によれば、2015年にはムスリムは世界人口の24%を超え、約18億人となっている。今回の仮想通貨への認証は、宗教的理由で以前は遠ざかっていた多くの投資家に対して仮想通貨市場を開くことになる。

Shariahに準拠するファンドの要求としては、アルコール・豚製品・ポルノ・賭博・軍事設備や武器などからの販売収入が大半を占めるファンドへの投資が禁止される。

原文:https://halalfocus.net/x8-crypotocurrency-gets-halal-certification-from-islamic-scholars/